2025.05.26

心理的アプローチから考えるエクステリアの重要性
こんにちは!
エクステリア・ガーデンデザインのニワフクです!
今回はちょっと学術的っぽい?
『心理的アプローチから考えるエクステリアの重要性』について解説させていただきます✨
〜“帰宅が楽しみになる導線”をどう設計するか〜
日々の疲れを癒す場所である“わが家”。
その第一印象を左右するのが、外構=エクステリアです。
多くの方が、間取りや内装には熱心にこだわる一方で、エクステリアは「とりあえず歩ければいい」「車が停められればOK」といった最低限の機能だけに留まることが少なくありません。
ですが実際には、
玄関までの数十秒の“アプローチの時間”こそが、家と心をつなぐ重要な設計ポイントなのです。
今回は、心理的アプローチに着目したエクステリア設計の考え方をご紹介します。
■ “動線”を“感情線”に変える
ただの「通路」では、味気ない。
でもそこに“感情”を乗せられる設計ができれば、帰宅のたびに心がゆるみ、前向きな気持ちに切り替えられる空間になります。
たとえば、以下のような設計要素が心理的に有効です。
① 緩やかなカーブが「解放感」を生む
まっすぐ玄関まで伸びる直線アプローチは、効率的ではありますが、やや冷たい印象になりがちです。
それに対して、軽くカーブを描くようなアプローチは、歩くリズムにゆとりを生み、視線の先に“奥行き感”をもたらします。
人の心理に「この先に何かありそう」と期待感を与え、自然と足取りも軽くなります。
② シークエンスを仕込む:視線の流れを設計する
「最初に目に入る植栽」「途中に現れる景石や低木」「最後に灯りに導かれる玄関扉」
——このように、**段階的に現れる要素(シークエンス)**を設けることで、アプローチ全体が「体験」に変わります。
視覚的な情報を“順番に”与えることで、脳がリラックスし、「整った空間」に対する安心感が得られます。
③ 照明で“安心”と“演出”を両立
夜のアプローチにおいて、照明の配置は心理的に非常に重要です。
影になりすぎず、まぶしすぎず、足元をやさしく照らす間接照明。
高木や壁面に光のグラデーションをつくることで、空間に立体感とぬくもりを与えます。
特に、帰宅時に玄関が“迎えてくれている”ように見える照明演出は、想像以上に日々の気持ちを支えてくれます。
~まとめ~
心に響くエクステリアは、数字に表れない価値をつくる
このような心理的アプローチは、図面や商品カタログだけでは伝わりづらい部分です。
だからこそ、「なぜこの設計が必要なのか」をパース図面で分かりやすくプレゼンをさせていただきます✨
・家に帰ってくると自然と深呼吸したくなる
・来客に「素敵なアプローチですね」と言ってもらえる
・家族の中で「夜の庭が一番好き」と語られる
そんな日常の“感情価値”を支えているのが、エクステリアの力です。
毎日過ごす家だからこそ、真剣に是非計画してみてくださいね✨
ニワフクもその力添えができたら嬉しいです😊
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