2026.06.19

元気がなくなったユーカリを植え替え|土壌改良から行うアフターメンテナンス
植物を植えたものの「なかなか成長しない」「葉色が悪い」「少しずつ元気がなくなってきた」と感じることはありませんか?
その原因は、植物そのものではなく土壌環境にあるかもしれません。
今回は、以前施工させていただいたお客様邸で行った、ユーカリの植え替えメンテナンスをご紹介します。
植栽は植えて終わりではありません。
植物の状態を確認しながら適切なメンテナンスを行うことで、お庭の美しい景観を長く維持することができます。
ユーカリの生育不良の原因を確認
今回は、シンボルツリーとして植えていたユーカリの元気がなくなってしまったというご相談でした。
まずは、植えてあるユーカリの状態と土質をチェックします。
周囲の景石を取り除き、土を掘って土質をチェックすると粘土質で水はけの悪い土壌であることが分かりました。
ユーカリはオーストラリア原産の樹木で、排水性・通気性の良い環境を好む植物です。
水はけが悪い状態では根が健全に育たず、生育不良や根腐れの原因になることがあります。
大幅な土壌改良を行います
植物を健康に育てるためには、まず根が伸びやすい環境を整えることが重要です。
今回は水はけの悪い土をできる限り取り除くため深さ1m、幅60cmほどユーカリのまわりを掘りました。
そこへ、排水性と通気性に優れた新しい土を投入していきます。
土を入れ変えることで排水性が良くなり、健全な生育環境をつくることができます。
新しいユーカリを植え付け
水はけの良い土壌に整えた後、新しいユーカリを植え付けます。
ユーカリは比較的浅い位置に根を張る「浅根性」の樹木です。
そのため、強風などで倒れやすく、植え付け時にはしっかりと固定することが大切です。
水ぎめ・土ぎめで根鉢をしっかり固定
植え付け後は土を戻しながら、水ぎめと土ぎめを繰り返し、しっかりと植え付けていきます。
水ぎめとは、水を使って土と根鉢の隙間をなくし、しっかり密着させる作業です。
一方の土ぎめは、土を突き固めながら根鉢を安定させる作業です。
この作業を丁寧に行うことで、植栽後のぐらつきを防ぎ、根が早く土壌になじみやすくなります。
一見地味な作業ですが、植栽の仕上がりやその後の生育に大きく影響する大切な工程です。
支柱を刺して倒伏を防止
植え付け直後のユーカリは、まだ十分に根が張っていない状態です。
そのため、支柱を設置して樹木を安定させます。
支柱は根を傷つけないよう株元からすこし離れたところに深く刺し、支柱とユーカリを麻紐で幹を優しく固定します。
強く縛りすぎると幹を傷めてしまうため、優しく結んであげましょう。


葉を剪定して完成!
最後に、植え替えによって負担がかかった根の吸水量に合わせて枝葉を減らし、水分の蒸散を抑えて乾燥による枯れこみを防ぐための剪定を行います。
これで植え替えメンテナンスは完了です。
新しい環境でしっかり根を張り、これから元気に成長してくれることを願っています!
植物が元気に育たない原因は「土」にあることも
植物が弱ってしまうと、「水やりが足りないのかな?」「肥料が必要かな?」と考えがちです。
しかし実際には、
- 土壌の排水性
- 植物と土の相性
- 植栽環境
などが原因になっているケースも少なくありません。
特にユーカリやオリーブなど、排水性を好む樹種では土壌環境が生育に大きく影響します。
成長速度が遅い、葉色が悪い、枯れ込みが気になるという場合は、一度土壌環境を見直してみることをおすすめします。
お庭の植栽メンテナンスもご相談ください
niwafukuでは、外構・エクステリアの設計施工だけでなく、植栽のメンテナンスや植え替えのご相談も承っています。
植物の状態や土壌環境を確認しながら、お庭に合ったメンテナスをご提案いたします。
「シンボルツリーの元気がない」
「植えた植物がうまく育たない」
「庭木を植え替えたい」
そんなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
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