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2019.03.16

観葉植物、日々のお手入れで害虫ゼロ!

暖かくなると植物も成長しますが合わせて害虫も活発になってきます。

お部屋のインテリアである観葉植物にも当然害虫はつきます。せっかくのインテリアも虫付きでは台無しです。

 

 

ハダニ:ハダニは成虫で0.5㎜ほどととても小さな害虫で「スパイダー・マイト」とも言われるダニ目のクモに近いムシです。小さいため初期段階では気が付かないことが多く、数が増えると蜘蛛の巣状の網をかける習性があります。葉の裏側や葉と葉が重なった部分につきやすいのでよくチェックしましょう。葉の裏に薄いクモの巣のようなものがあったら、ハダニという害虫の仕業です。

 

アブラムシ、ハダニは水にとても弱い生き物です。観葉植物を外に出し、ホースなどで勢いよく水をかけましょう。葉の裏側にもかけることがポイントです。あまりにもすごい数になってしまっていたら、セロハンテープで駆除するのもいいかもしれません。

 

カイガラムシ:幹や枝に、貝殻のような殻がついていたり、塊になって動かない虫がいたりします。気づかずにいると、枝や株が枯れてしまいます。またカイガラムシの排せつ物は、黒いすすをかぶったようなすす病の原因にもなります。ただ日当たりが悪く風通しの悪いところを好むのでこまめにお手入れをしていれば予防できそうですね。

 

ナメクジ:乾燥にとても弱く夜行性なので、昼間は鉢底などに隠れています。頭が入るところならどこにでも入ってきます。ナメクジは、通路に光沢のある粘液を残すので、すぐに見分けがつきます。また花弁や新芽などの若い葉が大好物です。葉にぽっかりと穴があいていたらナメクジの仕業です。

 

カイガラムシ、ナメクジは布を水で濡らし、葉や幹についた害虫を拭き取りましょう。葉の裏側に手の平をそえて、葉を傷めないように拭き取ることがポイントです。カイガラムシは、拭き取るよりもピンセットなどで死がいも残さず取り除いてください。カイガラムシはとても特殊で、メスの死がいから幼虫が発生します。あまり強くこすると葉を傷めますのでほどほどに・・・。ナメクジは塩をかけ水分が取られ弱ってから取り除きましょう。

 

コナジラミ:体長は2㎜ぐらいで黄色の身体をしていて白っぽい細長い羽を持っています。28日周期で卵→幼虫→さなぎ→成虫と変化します。観葉植物をゆすると白い粉が舞うように一斉に飛び出します。葉裏の汁を吸うため、葉っぱが白いかすり状になります。コナジラミの排せつ物(甘露)によって、すす病を発症したり、ウイルス感染によって生育が悪くなったりします。

 

トビムシ:体長は1~3㎜ぐらいです。羽がないので飛べませんがお腹から特殊な器官を出して跳びはねることができます。身体の色は、白、褐色、緑、赤、赤紫、黄と様々で複雑な模様のトビムシもいます。植物や人に直接危害を与えませんが、大量発生します。見た目も悪いし気持ちも悪いので駆除しましょう。

 

コナジラミ、トビムシには薬剤を使いましょう。薬剤を使うメリットは、即効性があることですね。反面、大事なお子さまやペットが吸い込んでしまう危険が伴います。害虫退治に薬剤を使用する時には、お子さまやペットが吸い込まない所で行いましょう。害虫によって使用する薬剤や使用方法が変わってきますので、害虫の名前・薬剤の使用方法をよく確認した上でお使いください。

どうしても薬剤に抵抗がある方は、牛乳や油を石鹼水に混ぜて駆除する方法もあります。この方法は害虫を窒息させて殺す方法ですので、植物自体に有害な影響はありません。あまり薬を使いたくない方におすすめしたい方法です。

 

以上が観葉植物につきやすい害虫、そして特徴と駆除の方法です。水やりのタイミングで植物や土の観察を少し気を付けていれば早期発見できそうですね。またこまめに葉水することで害虫予防にもなります。葉水することで葉っぱについた汚れやほこりを落とすだけでなく乾燥防止にもなり元気に育ちます。夏場は植物の周りの温度も下げてくれるので積極的に霧吹きなどで葉水しましょう。葉の裏や幹にもかけ根から取れなかった水分を観葉植物全体から吸収させることで害虫にも強い観葉植物にしてあげましょう。

毎日のお手入れで観葉植物に愛着も湧くかと思います。観葉植物で緑ある暮らしをお楽しみください。

NIWAFUKU 2829/ブログ