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2019.03.25

庭木に潜む、毛虫に注意!

春から秋にかけて庭木では毛虫を見かけることもよくあります。

グロテスクなあの見た目も嫌だという人も多いかと思いますが一番嫌なのは刺されたときですね。痛いし、痒いしでたまりません!

今回は毒のある毛虫の特徴と駆除方法、予防方法をご紹介します。

 

まずはチャドクガ、ツバキやサザンカなどのツバキ科の木につきます。

チャドクガは風で飛ばせるほど小さな「毒針毛(どくしんもう)」と呼ばれる目に見えない小さな毒毛を持っています。この毛に直接触れたり、飛んできた毒毛が皮膚に刺さることで、皮膚炎などの被害が引き起こされるのです。幼虫はツバキ科の葉に密集し、集団で葉を食べます。
刺されると炎症を起こしだんだんと痒くなってきます。こすると余計に炎症の範囲が広がるので軟膏を塗るか皮膚科に行きましょう。かゆみは人により差がありますが、完治するまで2週間程度かかるので皮膚科に行くことをおすすめします。
続いてイラガです。通称デンキムシと呼ばれ刺されるとビビッと痛みがあり非常に危険です。
カキノキ、サクラ、ウメ、カエデ、ヤマボウシなどの幅広い樹木でみられます。
見た目は緑や黄緑色でサボテンのような色合いをしていてグロテスクです。画像はイラガの殻のような繭です。
これを見つけたらイラガがいる可能性がありますので要注意!繭も素手で触るのはやめてピンセットなどで取り除きましょう。
毛虫に刺された場合の応急処置はまず掻かない!次にガムテープなどで毒針毛を取り除く!抗ヒスタミン軟膏を塗、安静にします。症状がひどい場合は病院で診てもらいましょう。

毛虫の駆除方法!

毛虫の駆除はあまり数が多い場合は危険ですので業者へ依頼するようにしましょう。
ご自分で駆除する場合は注意点がいくつかあります。
毛虫の毒針毛は非常に軽く風が強い日などは毛が舞うことがあるので近寄らす、手を付けないほうがよいでしょう。また駆除の際には長袖長ズボンは持ちろん、ゴム手袋、マスク、ゴーグルなどもあるとよいでしょう。
殺虫剤をかけたり叩き落とそうとすると毒針毛撒き散らそうとしたり糸を垂らして木から降りようとしてきます。刺される危険性があるので注意しましょう。

そこでおすすめなのが市販でも売っている毒針毛を固められる「毒針毛固着剤」スプレーです。粘性のある液体が入っており、スプレーした直後から徐々に固まり、カチカチに固くなります。固まったら箸やピンセットでつまんでゴミにしましょう。もし毒針毛が衣類についたりした場合は毒が50℃以上の熱湯で無毒化されます。一度50℃以上の熱湯につけてから他の物とは別に洗濯してください。

 

毛虫の予防策!

毛虫の成長は早く、木全体に広がってからでは駆除も大変です。事前に見つけられるよう定期的に葉の裏などをチェックし卵のうちに取り除きましょう。卵のうちは毒もなく安全にゴミに出すこともできます。またこまめに剪定をすることで葉の裏に卵を産み付けられても見つけやすく、天敵の虫や鳥などが駆除してくれる場合もあります。
毛虫予防の薬剤を散布する。こちらは薬剤でもあるので抵抗ある方にはお勧めしませんが効果はあります。
毛虫への知識が事前にあれば怖くはありませんがご自身で駆除するにはリスクもあるし気持ち悪さもあります。
大事になる前の予防は大切ですが行き届かなくなった駆除はプロにお任せください。
庭福久(ニワフク)では害虫駆除・庭木の剪定も行っています。
東京23区内、埼玉、茨城、千葉でお困りの方はご相談ください。

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